2012年11月06日

県の条例

内閣府の施策の中に「地域主権改革」というものがあります。これは、地域のことは地域が責任を持って決めることのできる活気に満ちた地域社会をつくっていくことを目指したものです。これを受けて、地方独自の条例によりさまざまなことが決定できるようになりました。
千葉県の保育所に関しては、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(保育所)」が来年4月から条例化されます。中味を簡単に言うと、保育園の待機児童を吸収するために、各園の定員を増やして解決しましょうというものです。
定員を増やすということは、各園の床面積が増えるわけではないのですから、当然一人あたりの居住面積は狭くなります。具体的には、3歳以上が1.98㎡/人(従来は3㎡)、0,1歳児が3.3㎡/人(同4.95㎡)と従来比約6割くらいの狭さになります。
待機児問題が大きな社会問題として扱われてから久しいですが、解決の道は新たな保育所を創設することしかないのではと思います。まさかこんな方法で解決しようとは、、、子どもの育ちへの影響が懸念されます。
当園では11月現在、定員47名のところ60名の子どもたちが在籍しています。条例の通りに定員を計算すると70名になります。現状でもかなり手狭な感じがするのに、あと10名入れるとなると、こちらが掲げる理想の保育ができなくなるのではないかと危惧されます。我々私立保育園にはそれぞれに理想とする保育があり、それを実践していくには、園固有の最適な規模の維持が不可欠です。一律に保育室面積だけで定員を決めることは、この独自性を損なうことになるのではないでしょうか?理想の保育実践を妨げるような一律の基準の押し付けはご勘弁願いたいものです。

上記に関して、市川市民間児童福祉施設協議会(民児協-市川市の私立保育園の集まり)では市川市長宛てに要望書を提出しました。保育の質の担保を絶対条件として、子どもの最善の利益を保障すること、施設の独自性を尊重すること等を要望いたしました。
どこまで千葉県が聞いてくれるやら、12月の県議会ですべてが決まります。
(Jimmy)

at 10時11分 | コメント(0)

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